ロジャー クリップオン マイクのサポート

よくあるご質問

 
Beautyshot Roger Clip on Mic
 

Q:すべての補聴器/人工内耳にクリップオン マイクとの互換性がありますか?

A:

はい、3つのカテゴリが用意されているロジャー受信機で、皆さんの顧客が使用する聴覚技術に関わらず、事実上すべての聞き手にぴったりのソリューションがあります。

  • 一体型受信機は、フォナックの補聴器と選択した CI サウンドプロセッサ用のものが入手可能です。
  • ミニチュア ユニバーサル ロジャー X 受信機は、メーカーに関係なくどのオーディオシューやストリーマーにも装着できます。
  • 汎用ネックループ受信機のロジャー マイリンクは、T コイルを持つあらゆる補聴器および CI サウンドプロセッサと互換性があります。

また、補聴器や人工内耳を適切なロジャー受信機と適合させるロジャー コンフィグレーター ツール(英語のみ)もご利用いただけます。

Q:ロジャー ペン/ロジャー イージーペンと比べた場合のロジャー クリップオン マイクの違いはなんですか?

A:

ロジャー クリップオン マイクは会話相手が1人の場合専用ですが、ロジャー ペンとロジャー イージーペンは複数の話し手を聞くように作られており、より多くの使用例に対応しています。

Q:ロジャー クリップオン マイクの動作範囲を教えてください。

A:

通常の動作範囲は10 m です。ロジャー マイクロホンと受信機が目に見える位置にあれば、範囲は最長20 m となります。*

*範囲は、人体や他の障害物を通過できない2.4 GHz テクノロジーに影響される場合があります。

Q:お客様がロジャー システムを使用する際、他の人たちが会話を「聞く」ことはできますか?

A:いいえ、伝送は安全です。信号を受信できるのは、ロジャー マイクロホンに接続されている受信機のみです。

Q:騒がしい環境でロジャー マイクロホンを使ってよりよく理解するには、どうしたらいいですか?

A:

  • 話をしている人に、マイクロホンを口の近くに置いてもらいます。
  • マイクロホンの上部が口の方を向くようにしてください。
  • ロジャー ペンを使用するときは、自動設定を無効にしてマイクロホン モードを変更するといいでしょう。雑音が大きい中で最も効果的なマイクロホン設定は、設定3です(ロジャー ペンのマイクロホン ボタンを3回押すとこの設定にアクセスできます)。

Q:テレビを見るとき、ロジャーの信号のボリュームはどのように調整できますか?

A:テレビの音声出力のボリュームは通常、テレビ自体のボリューム コントロールで調整できます。また、テレビの設定を確認して、スピーカーのボリュームや音声出力を個別に調整できるかどうか確認してください。

注:個別のテレビボックスをお持ちの場合は、ドッキング ステーションをテレビボックスの音声出力に接続することをお勧めします。こうすると、テレビボックス(聞こえるロジャーの信号)のボリュームをあるレベルに設定しながら、テレビの通常の出力(スピーカーから聞こえる音)を他の聞き手に合う別のレベルに設定できます。

Q:ドッキング ステーションをテレビに接続するにはどうすればいいですかか?

A:

一番簡単な方法は、オーディオ ケーブルをテレビのヘッドホン出力に接続し、さらにドッキング ステーションの音声入力に接続することです。これではテレビのスピーカーがミュートされる可能性があるため、他にもテレビの信号を拾うオプションがあります。

  • テレビの SCART や Cinch アナログ出力を使用します(このようなアダプターは、電器店にありますが、フォナックからも購入できます)。
  • テレビボックスのアナログ音声出力を使用します。
  • テレビまたはテレビボックスの光学 Toslink または同軸(RCA)デジタル音声出力とコンバーターを使用します。そのようなデジタル/アナログ オーディオ コンバーターは、電器店にありますが、フォナックからも購入できます。

Q:ロジャー マイクロホンのボリュームを調整するには、どうすればいいですか?

A:

マイクロホンのボリュームは調整できません。ただし、選択したロジャー受信機(オプション(02))のデフォルト ボリュームは、ロジャー インスパイロを使って調整できます。受信機のデフォルト ボリュームの変更については、ロジャー インスパイロの取扱説明書を参照してください。

または、補聴器のボリュームを調整するとロジャー マイクロホンのボリュームを変えられます。

Q:ロジャー マイクロホンを使って GPS のナビゲーションを聞くことはできますか?

A:

はい、同梱のマイクロ USB オーディオ ケーブルを使って、GPS のヘッドホン出力をロジャー マイクロホンに接続するだけです。その後ロジャー マイクロホンと GPS ナビゲーションのスイッチを入れます。ロジャー マイクロホンは、GPS からの音声を検出するとすぐにオーディオ モードに切り替わります。これにより、GPS の指示にしっかり集中できるよう、ロジャーのマイクロホンがミュートされます。

Q:お客様がロジャー マイクロホンを使って電話で話すことはできますか?

回答:ロジャー ペンは、直接あらゆる種類の Bluetooth® 対応の電話とペアリングできます。

Bluetooth のない電話には他の方法があります。詳細については、ガイドブックを参照してください。

Q:一度に複数のロジャー マイクロホンを聞くことはできますか?

A: はい、ロジャー ネットワークには、最大10台のマイクロホンが接続できます。

他のマイクロホンを追加するために[Connect]を押したデバイスは、ネットワークのコントローラーとなり、他のマイクロホンを使用できる状態である必要があります。

一度に有効になるのは1台のマイクロホンだけであり、最初に話し始めた人の声が聞こえることになります。同時に別の人が話すと、その人の声は最初に話し始めた人が話すのをやめるまで聞こえません。

ロジャー技術に関するよくあるご質問

Q:ロジャーとは何ですか?

A:

ロジャー は、話し手の言葉を直接聞き手にワイヤレス送信することで、騒音下や離れた距離での言葉の聞き取りを高めてくれる次世代のワイヤレス標準機器です。

Q:ロジャーから恩恵を受けられるのはどのような人ですか?

A:

補聴器や人工内耳を装用していても、雑音が大きい環境や離れたところなどの難しい音環境で、ことばを聞いて理解しようと苦労している難聴を抱える人です。

Q:なぜロジャーというのですか?

A:

ロジャーという名前は、航空や無線の世界に由来しており、「メッセージを受信し、理解した」という意味です。

Q:デジタル補聴器だけでは不十分ですか?

A:

デジタル補聴器ユーザーの中には、音質が向上し、背景雑音が少なくなったために、パーソナル ワイヤレス マイクロホン システムはもういらないと感じる方もいます。
しかしながら、ロジャー システムはデジタル補聴器だけを使用する場合よりも、多くのメリットを提供します。たとえば、反響(エコー)を軽減し、話し手と難聴の聞き手との間の距離による影響をなくします。

Q:お客様が両耳に補聴器を装用されている場合、ロジャー受信機は2台装用した方がいいでしょうか?

A:

はい、科学的なデータにより、ことばは両耳に伝えるのが最も有効であることが示されています。ある調査では、1台ではなく2台のワイヤレス受信機を使用すると、ことばの理解が40%向上することが実証されました。

(Valente, Enrietto, Crandell, Lewis [2002])

Q:子供は、何歳からロジャー技術を使用するべきですか?

A:

ワイヤレス マイクロホン技術は、ことばや言語の発達に重要な、お子様の幼少期からの音へのアクセスを大きく向上させる上で重要な役割を果たします。大半の専門家は、お子様が動き回るようになったらそのようなシステムを導入することを推奨しています。

Q:ロジャー技術にはどんな利点がありますか?

A:

  • ロジャーは100%デジタル送信です。
  • ロジャーは、クリック1つでデバイス(受信機、追加のマイクロホン)をネットワークに接続します。
  • ロジャーは、世界的にライセンスが不要な2.4 GHz の帯域で動作するため、装用者は世界中を旅しながらシステムを使用できます。
  • 知的適応アルゴリズムにより、ロジャーの信号は電磁波妨害を受けません。
  • ロジャー技術のおかげで、成人ユーザーはようやく複数のマイクロホン ユーザーの言葉をよりよく聞くことができるようになりました。L. Thibodeau (2013, 2014)の調査によると、75dB(A)の雑音で距離が離れている場合、ロジャー システムを使用する補聴器ユーザーは、難聴のない人と比べて、ことばの理解が62 %よいことが示されています。
  • ロジャーは周波数管理が不要なため、教師や教育オージオロジストなどの専門家がチャンネルを管理する必要がなくなりました。

質問:ロジャー技術は、Bluetooth® 技術とどう違いますか?

回答:

ロジャーは、フォナックが開発した適応性に富むデジタル ワイヤレス送信技術の標準です。2.4 GHz の帯域で動作します。

ロジャーの特徴:

  • 効果的な面と向かってのコミュニケーションに対する低遅延
  • 小型の低電力受信機に向けた信頼性の高い長距離送信

Bluetooth はロジャーと同じ周波数帯域で動作しますが、プロトコルが異なるため、互換性はありません。また、以下の面でも異なります。

  • Bluetooth 技術は、受信機レベルでロジャーよりも大幅に多くの電力を消費します。
  • Bluetooth 受信機(ヘッドホンやハンズフリー キットなど)は3台までしか使用できませんが、ロジャー システムでは無制限の数の受信機に送信できます。
  • Bluetooth システムの音声遅延は、ロジャー システムよりもずっと大きくなっています。

Q:ロジャー ネットワークは、太陽光パネルの影響を受けますか?

A:

いいえ、ロジャーは安定的なデジタルワイヤレス標準で、干渉の原因となるようなものには影響されません。

Q:ロジャー ネットワークは、WiFi ネットワークの影響を受けますか?

A:

ロジャー ネットワークが WiFi の影響を受けることはありません。これは、ロジャー システムを使ってインターネットを使用しても、音声信号には全く影響がないことを意味します。
ただし、WiFi ネットワークはそこまで安定しておらず、ロジャー マイクロホンが802.11 g WiFi アクセスポイントから1 m 未満のところにある場合には、WiFi が一時的に弱くなることがあります。

Q:お客様は、ロジャー システムを飛行機の機内で使用できますか?

A:

ロジャーは送信機(マイクロホン)と受信機ユニットを両方備えた無線システムであるため、携帯電話技術と同じ機内制限があります。したがって、飛行機内では使用できません。

Q:お客様は、ロジャー システムを病院で使用できますか?

A:

ロジャー マイクロホンの出力は非常に小さく、政府の定めたあらゆる安全規格内に収まります。
とはいえ、病院でロジャー システムが使用できても、集中治療室や手術室では使用しないことをお勧めします。

Q:ロジャー システムは、ペースメーカーに影響を及ぼしますか?

A:

私たちの知る限り、難聴者のためのワイヤレス マイクロホン システムによってペースメーカーや他の医療機器が影響を受けたという報告はありません。しかし、ペースメーカーや他の医療機器を使用する人は、ロジャー デバイスを使用する前に必ず担当医師やデバイスの製造業者に相談してください。ペースメーカーや他の医療機器とのデバイスの併用は、必ずペースメーカーの担当医師やペースメーカーの製造業者による安全推奨事項に従ってください。
ロジャー製品は、指令1999/5/EC の基本要件およびその他の関連規定に準拠しています。さらに、すべてのロジャー補聴器用アクセサリーは、指令93/42/EEC (医療機器指令)の基本要件およびその他の関連規定に準拠しています。